2016/03/31
ベロニカオックスフォードブルー
久しぶりに横文字の花名です。
花撮りで住宅地を歩いていたらあるお宅の門前で、プランターに植えられた小さなブルーの花が多数咲いているのを見つけた。
初めネモフィラかと思っていたが近づいて見ると蘂の数や色形はオオイヌノフグリにそっくり。
花の大きさはオオイヌノフグリを一回り大きくした感じ。
オオイヌノフグリの園芸種だろうとネットで調べているとベロニカオックスフォードブルーと判明。
イギリス産の園芸種でオオイヌノフグリと同じゴマノハグサ科、クワガタソウ属。
またヘンテコな新種の登場で怪訝な気持ちになる。
雄蕊2個、雌蕊一個はオオイヌノフグリと同じ。
一面に咲き乱れていたら見事な眺めだろう。
ネット上での園芸店のベロニカオックスフォードブルーの宣伝文句が
”暑さ寒さに強くとても丈夫、植えっぱなしで年々良くなる花といえます。性質が強健でグランドカバーにおすすめ”
とある。
暑さ寒さに強く放っておいても増えるとなると何時か果実がこぼれ出し、あちこちで増殖し始めたら在来種に影響を与えることにもなりかねない。
かつて在来種のイヌノフグリが外来種のオオイヌノフグリに生殖地を追われ非常に少なくなってしまいました。
今度はオオイヌノフグリがベロニカオックスフォードブルーに追われることが無いように願いたい。
同じような花でも雑草はすぐに引っこ抜かれるが園芸種は大事にされるから尚更だ。